みなさんこんにちは!技術や投資、経済について役立つ情報発信している速ラボ編集部です!
今回は、金利が上がると株価が下がる?切っても切れないシーソーの関係を分かりやすく解説していきたいと思います。
皆さんはニュースで「金利(きんり)」と「株価(かぶか)」をよく耳にするかと思います。
「金利が上がったから株が売られた」「金利が下がって株が高くなった」といったニュースを見て、「なぜ金利と株価が関係あるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、金利と株価は「シーソーのような関係」になっています。
今回は、投資の知識がまったくなくても理解できるように、身近な例えを交えて分かりやすく解説します!
そもそも「金利」ってなに?
「金利」をひとことで言うと、「お金を貸し借りするときの『レンタル料』」のことです。
身近な例で考えてみましょう。
レンタカーを借りるとき、車を使わせてもらうお礼として「レンタル料」を払いますよね。 お金もこれとまったく同じです。
- お金を借りる人 ➔「お金を貸してくれてありがとう」という感謝の気持ちとして、借りたお金に少し上乗せして払う(レンタル料を払う)
- お金を貸す人 ➔「お金を貸してあげたよ」というお礼として、貸したお金に少し上乗せしてもらう(レンタル料を受け取る)
この「上乗せするお金の割合(%)」のことを「金利」と呼びます。
具体的にどういうこと?(銀行の例)
私たちが普段使っている「銀行」で考えると、もっとイメージしやすくなります。
1. 私たちが銀行にお金を預けるとき(お金を貸している)
銀行にお金を預けるというのは、実は「私たちが銀行にお金を貸してあげている」状態です。
そのため、銀行から「お金を貸してくれてありがとう」とお礼の利息(レンタル料)がもらえます。
- 金利が高いとき: お礼がたくさんもらえるので、預けておくだけでお金が増える!
- 金利が低いとき: お息がごくわずかなので、お金はほとんど増えない。
2. 企業や個人が銀行から借りるとき(お金を借りている)
家を買うときの「住宅ローン」や、会社が新しいお店を建てるとき、銀行からお金を借ります。
このときは、私たちが銀行に「レンタル料」を払う側になります。
- 金利が高いとき: 返すときの上乗せ(利息)が大きいので、借りると損した気分になる。
- 金利が低いとき: 返すときの上乗せが少ないので、気軽にお金を借りやすい!
ここまでの内容をまとめると、以下になります。
- 金利 = お金を借りるときの「レンタル料の割合」
- 金利が高い ➔ お金を預けると得だけど、借りると大変!
- 金利が低い ➔ お金を預けても増えないけど、借りるのはラクラク!
ニュースで「金利が上がった・下がった」と話題になるのは、この「お金のレンタル料」が変わることで、人や企業の買い物のしやすさがガラリと変わるからなんです。
金利と株価は「シーソーの関係」
結論から言うと、「金利」と「株価」は、片方が上がると片方が下がる「シーソーのような関係」になっています。
- 金利が上がると ➔ 株価は下がりやすい(株安)
- 金利が下がると ➔ 株価は上がりやすい(株高)
「金利 = お金のレンタル料」とお話ししましたが、このレンタル料が変わると、なぜ株価まで動くのでしょうか?
理由は大きく分けて2つあります。
- お金を借りる企業の「元気」が変わるから
- 投資家が「どちらにお金を預けるか」を比べるから
それぞれ解説いたします。
お金を借りる企業の「元気」が変わるから
会社が新しい商品を作ったり、お店を増やしたりするときは、銀行などからお金を借ります。
- 金利が下がると(レンタル料が安い): 利息の返済負担が軽いので、企業は「どんどんお金を借りて、新しい挑戦をしよう!」となります。会社の業績が伸びやすくなるため、「この会社の株を買いたい!」という人が増えて株価が上がります。
- 金利が上がると(レンタル料が高い): 返済の利息が重くなるので、企業は「今は無理してお金を借りるのはやめよう…」と慎重になります。成長のペースが落ちるため、株を買う人が減って株価が下がりやすくなります。
投資家が「どちらにお金を預けるか」を比べるから
投資をしている人たちは、常に「より安全に、効率よくお金を増やせる場所」を探しています。
- 金利が高いとき(高金利)→ 「危険を冒して株を買わなくても、安全な銀行預金や国(国債)にお金を預けるだけで、しっかり利息(高めのレンタル料)がもらえるじゃん!」と考えます。みんなが株を売ってお金を移動させるため、株価は下がりやすくなります。
- 金利が低いとき(低金利)→ 「銀行に預けても利息が全然もらえないなら、リスクを取ってでも株にお金を預けた方が増えそうだな」と考えます。株式市場にお金が集まってくるため、株価は上がりやすくなります。
ここまでの内容をまとめると、以下になります。
金利が変わると、「企業の動きやすさ」と「投資家の行動」のダブルパンチで株価に影響を与えます。
- 金利ダウン ➔ 企業はお金を借りやすい & 預金より株が魅力的 ➔ 株価アップ!
- 金利アップ ➔ 企業の返済負担が増える & 安全な預金の魅力アップ ➔ 株価ダウン…
このように、お互いが正反対の動きをするから「シーソーの関係」と呼ばれております。
特に影響を受ける「IT・ハイテク株(グロース株)」
金利の動きに特に敏感なのが、これから大きく伸びることが期待されている「IT企業」や「ハイテク企業(グロース株)」です。
こうした成長企業は、事業を広げるためにあらかじめ巨額のお金を借り入れることが多く、将来の大きな利益を期待して株が買われています。
そのため、金利が上がると真っ先に影響を受けて株価が下がりやすく、逆に金利が下がると一気に買われやすいという特徴があります。
例外もある!「景気が良いときの金利上昇」
「金利が上がると絶対に株は下がるの?」というと、実は例外もあります。
世の中の景気がものすごく良くて、「企業の儲け(業績)の伸び」が「金利の上昇による負担」を上回っているときは、金利が上がっていても株価が上がっていくことがあります。
- 悪い金利上昇: 景気は良くないのに物価(インフレ)だけが上がり、それを抑えるために金利を上げる ➔ 株価は下がる
- 良い金利上昇: 景気が絶好調で企業がボロ儲けしているから金利が上がる ➔ 株価も上がる
まとめ
以上で、金利が上がると株価が下がる?切っても切れないシーソーの関係を分かりやすく解説いたしました。
最後に、金利と株価の関係をシンプルにおさらいしましょう。
- 金利が下がる ➔ 企業がお金を借りやすい & 安全な資産(国債など)の魅力が減る ➔ 株高になりやすい
- 金利が上がる ➔ 企業の利息負担が増える & 安全な資産の魅力が増える ➔ 株安になりやすい
今後「米国の金利が下がった」「日本が金利を上げた」というニュースを見かけたときは、「これから株式市場にお金が流れ込んでくるかな?」「企業がお金を借りやすくなるかな?」という視点で見てみると、経済の動きがぐっと面白くなりますよ!

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