みなさんこんにちは！エンジニアの高澤です。
今回はWordPressの管理画面「固定ページ」の使い方を初心者でもわかりやすく解説いたします。
当記事は、これからブログを始めようとされている方、また、会社でウェブ担当者になったけど、WordPressについてまだ何もわからない方向けに、無理なく理解できるように解説しております。
よろしければぜひ当記事をご活用ください。
固定ページとは
「固定ページ」とは、サイトの中で頻繁に更新されず、いつも同じ場所にある特別なページのことです。
ブログの記事（投稿）は日付ごとにどんどん新しいものが追加されますが、固定ページは常に同じ場所にあって、内容もほとんど変わりません。
たとえば以下のようなページは固定ページで作成します。
- お問い合わせページ
- お店の紹介ページ
- メニューやサービス内容ページ
- 会社概要ページ
このように、更新頻度が低くある程度固定された内容で、いつでも読んでほしい大切な情報を書くページに向いています。
固定ページの場所は、WordPress管理画面左メニューにある「固定ページ」になります。
クリックすると、下図のように固定ページ一覧画面が表示されます。
画面上にある「新規固定ページを追加」ボタンをクリックしてみてください。
すると、下図のようにページを作成するための「エディタ」という画面が開きます。
Webサイトのページは、このエディタを使って作成します。
このエディタに対してページに表示したい文章や画像などを追加することによって、ページを作り上げていきます。
エディタでページを作り終わったら、最後に画面右上にある「公開」ボタンをクリックしてWebサイト上に表示して公開ます。
ちなみにこのエディタには以下の2種類があります。
- ブロックエディタ
- クラシックエディタ
それぞれ解説いたします。
ブロックエディタとは
ブロックエディタは、固定ページを簡単にきれいデザインしたりして文章を作れる便利な道具です。
今はこのブロックエディタが主流になります。
ブロックエディタは、文章、画像、見出しなどを「ブロック」というパーツごとに分けて作れる機能です。まるで積み木を組み合わせるように、固定ページを自由にデザインできます。
「ここに文字」「ここに画像」という感じで、直感的に作れるので、初心者でも安心です。
クラシックエディタとは
クラシックエディタは昔ながらのシンプルな文章作成ツールです。
クラシックエディタは、WordPressで昔から使われている固定ページ作成の方法です。見た目はWord（ワード）やメモ帳に似ていて、文字を書いたり、画像を挿入したりするだけのシンプルな画面です。
余計な操作がないので、「簡単な固定ページを書きたい」という方にはおすすめです。
ちなみに今はブロックエディタが主流なので、わざわざこのクラシックエディタにする必要はありません。WordPress自体が今後ブロックエディタを前提に開発されていきますので、特に理由がなければブロックエディタを使いましょう。
固定ページを公開する方法
固定ページを公開する方法は、以下の手順で可能です。
- タイトルと本文を入力する
- リンク（URL）を入力する
- 公開日時を設定する
- 「公開」をクリックしてページを公開
それぞれ上から手順通りに解説いたしますので、ご自身で手を動かして練習してみてください。
タイトルと本文を入力する
それではまずは最初に、タイトルと本文を入力していきます。
下図のそれぞれの箇所に、タイトル（32文字程度推奨）と本文を入力してください。
リンク（URL）を入力する
入力したら下図のように入力できたら、次はページのリンク（URL）を設定しましょう。
画面右側の「設定パネル」にある「リンク」の箇所をクリックしてください。
クリックするとポップアップが表示されるので、入力欄の箇所に例えば「test-fixed-page」のように半角英数字でページのリンク（スラッグ）を入力しましょう。
ちなみにここでの設定ではページの意味がわかるような半角英数字で設定することを強くおすすめいたします。
なぜ半角英数字をおすすめするかというと、もし日本語のままで設定した場合、作成したページのURLが以下のように無駄に長くなってしまい、SNSなどで共有するときに不便になってしまうからです。
https://sample.com/%e3%83%86%e3%82%ad%e3%82%b9%e3%83%88%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%81%a7%e3%81%99/
また、SEO的にもあまり良くないとも考えられているので、URLは半角英数字で設定しましょう。
公開日時を設定する
公開する前に、公開日時を決める必要があります。
もし公開するタイミングを、例えば明日の12時に公開したいなど公開されるタイミングをご自身で決めたい場合は、公開日時を設定しましょう。
設定するには、画面右上にある「公開」ボタンをクリックします。（すぐに公開されませんのでご安心ください）
クリックすると「公開してもよいですか？」と表示されるので、「公開：今すぐ」をクリックします。
クリックすると、公開日時を設定できる入力欄が表示されます。
こちらで公開したい日時を設定してください。
すぐに公開したい場合は何も設定しないで問題ありません。そのまま公開しましょう。
「公開」をクリックしてページを公開
入力できたら、「公開」ボタンをクリックします。
クリックしたら、フロントページに作成したページのメニューが表示されているのを確認できるかと思います。
クリックすると、詳細ページが表示されるかと思います。
これで固定ページを公開することができました。お疲れ様でした！
固定ページのステータスとは
固定ページには「ステータス」という設定項目があります。
場所は画面右側にある設定パネルにあります。
固定ページのステータスとは、その固定ページが「どんな状態か」を示すものです。
このステータスをうまく使い分けることによって、執筆作業において色々と便利なので、ここで知っておきましょう。
ステータスの種類としては、以下があります。
- 下書き
- 保留中
- 非公開
- 予約済み
- 公開済み
- パスワード保護
それぞれ解説いたします。
下書き
「下書き」は、まだ途中で書き終わっていない固定ページのことです。
書いている途中の段階では、誰にも見られません。自分だけが内容を確認できます。完成したら「公開」に切り替えましょう！
保留中
「保留中」は、固定ページが完成したけど、まだ誰かの確認を待っている状態です。
たとえば、チームでブログを運営しているときに「この内容で大丈夫か確認してください！」というときに使います。レビューが終わるまで公開はされません。
非公開
「非公開」は、固定ページをサイト管理者や編集者だけが見られる状態にするものです。
自分だけで記録用に残したいときや、特定のチーム内で内容を共有したいときに使えます。訪問者はこの固定ページを見られません。
予約済み
「予約済み」は、固定ページを指定した日付や時間に自動で公開する設定です。
たとえば、「明日の朝10時に固定ページを公開したい！」という場合にとても便利です。時間をセットすれば、その時間になったら自動で公開されます。
公開済み
「公開済み」は、すべての人が見られる状態です。
固定ページが完成して、ブログやウェブサイトに正式に掲載されると、この状態になります。訪問者がブログを訪れると、この固定ページが表示されます。
パスワード保護
「パスワード保護」は、固定ページを読む人にパスワードを入力してもらう設定です。
たとえば、特定の人だけに見てもらいたい固定ページがある場合、この機能を使うと便利です。パスワードを知っている人だけが固定ページを読むことができます。
まとめ
今回は、WordPressの固定ページの基本的な使い方を初心者の方でも理解しやすいように解説いたしました。
当記事は、これからブログを始めたいと考えている方や、会社でウェブ担当者を任されたものの、まだWordPressについてよくわからないという方を対象にしています。
できるだけ分かりやすく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください！
コメント